チャンネル銀河で2024年12月8日から2025年1月17日まで放送された「長歌行」を観た。
詳しいストーリーの内容は、ここでは省くが、中国の隋王朝が滅んで唐王朝がはじまったころが舞台である。
主人公の李長歌は、皇太子の娘でありながら、叔父によって父母や兄弟を殺される。前半は、逃走と追っ手との闘いにあけくれ、そこで弟分の少年との出会いや草原の鷹師隼との出会いがある。あちこちと流れて、朔州で自分のことを信頼してくれる公孫という人に出会う。草原の部族との激しい戦いで敗北し、そこで弟分やその人を失い、失意の中、隼の鷹師の里に連れていかれ、そこでまた彼女はさまざまな体験をして、成長していく。
さらに、彼女ははじめはひとりっきりだったのに、しだいに仲間や師にもであっていく。そして、流雲観という道教の寺で、「無為」ということを学ぶ。自分のこれまでの人生についてふりかえり、悟っていく。
「無為」とは、自然に逆らわないこと。仇討ちに執着して、多くの大切な人を犠牲にしてしまったことへの後悔が生まれる。
一方、彼女のいとこの楽嫣も、もともとは弱くていつもおびえていたのに、誘拐されて、ひどい目にあい、流民としてあちこちに流れていく中で、成長していく。
この二人の女性の生き様が軸になって、物語を回転していく。また、最後は、隋王朝の公主の悪だくみにより、多くの人の命が犠牲になる。みんなで対抗して勝利するが、彼女は、もしかしたら、自分もああなっていたのではと思う。
原作がしっかりしていて、文句のない作品だが、主演の女優ディリラバも男優ウー・レイもとても息があっていて、すばらしかった。
中国の時代劇は、ずいぶんと進化したが、まだまだ丁寧さに欠けるものが多いけれど、この作品は、優秀な作品だと評価したい。
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