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中国語のことや、旅日記、もろもろの感想など

by keika-ch32

「墨雨雲間」を観て


 チャンネル銀河で2025-9-15から2025-11-7まで放送された「墨雨雲間」を観た。

 主人公は、薛芳菲(姜梨)。主な登場人物は、沈玉容、粛国公、葉世傑、婉寧公主。

芳菲(fang fe)とは、「草と花が芳しく美しいこと。」「草と花」の意味だ。

彼女が弾く琴曲「芳菲散りて梨花白く」でも、この言葉が登場するので、調べてみた。

この琴曲を弾くシーンはとてもすばらしかった。

物語の最初で、いきなり主人公が夫に生き埋めにされるので、どんな残酷なドラマかと思ったら、そのあとの彼女の復讐劇は、意外と知略を用いて、一歩ずつ冷静に行っていたし、残酷さもなかつた。むしろ、残酷なのは、婉寧公主のほうだったが、それも主人公との対比的な意味だったのだと思う。

そして、いちばんひどい男は、他人のせいにして自分を被害者だという夫の沈玉容だ。最後は、殺したはずの妻に復縁をせまるのだから。

粛国公との関係も、はじめは、単におたがいを利用していたものからしだいに深い信頼関係になり、最後は結婚するが、完全にハッピーエンドで終わらないところがうまい。


なんといっても、このドラマは、主人公を演じたウー・ジンイエンがよかった。細身なのに、芯の強い女性を演じて人をひきつける魅力がある。脚本も、演出も本当に見事だ。

私は、「瓔珞」が一番好きだが、その次にこの作品をあげたい。


# by keika-ch32 | 2025-11-15 11:04 | エッセイ | Comments(0)

「大唐狄公案」を観て


 チャンネル銀河で2025-8-13から2025-9-25まで放送された「大唐狄公案」を観た。

この作品は、ロバート・ファン・ヒューリックの人気シリーズをドラマ化したものだという。

原作については、よく知らないので、ここでは、あくまで感想だけを書いてみた。


 中国語の「公案」というのは、「複雑な事件、難しい事件」という意味である。


 主人公は、狄仁傑(懐英)。主な登場人物は、洪亮、馬栄、喬泰、曽安娘子。


 9つの事件。「消えた鳳印」「呪いの四季屛風」「黄金の陰謀」「雨師の伝説」「紅亭子の客」「砂漠の追跡」

「空の葫蘆」「雲雀のさえずり」「雪夜の朝雲書館」


この中で、いちばんダイナミックなのは、「黄金の陰謀」で、100年に一度の大潮の時期を狙って、奪った黄金の金塊を隠す犯人をみごとにつきとめるところだ。

次は、「空の葫蘆」で、いたいけな少女が出てきて、その子が歌う場面がすごくかわいかった。 

狄の兄の真相がわかるのは、「雲雀のさえずり」だが、「人の性」の違いがこうも兄弟の生き様を変えるのかと思った。兄は、「悪」の性をもつ「黒焔」だったが、「善」の性をもつ弟との対決もこのシリーズのテーマのように思えた。

ただ、この「悪」と「善」の対決は、西洋的な思想(神と悪魔)に基づいているように思われる。中国的な考えとは、少し違う感じもする。生まれながらにして、「悪」の性をもつというのは、ちょっと違和感がある。両者が混在している世界が東洋的な考えではないのか。

狄の父が、彼の兄をそういう理由だけで家から追い出すというのも、ふつうならば、まず寺などに預けると思うからだ。まだ、子供だし、だれかを殺したわけでもない、長男をそれだけで追い出すのは、変な感じがした。

推理物のドラマとしては、すごく面白いので、またぜひ続編が見たい思っている。


# by keika-ch32 | 2025-11-02 11:28 | エッセイ | Comments(0)

「探偵麗女」を観て


 J-comTV2025-9-24から2025-10-31まで放送された「探偵麗女」を観た。

 主人公は、蘇瓷と斉王。彼らの仲間の謝北溟と董如双。この四人がチームのようになり、物語の中心になっている。


 蘇瓷は、男装女子で、美しく勇気があり、一族の汚名をそそぐために、事件を解決していく。特に、彼女の女性の姿での西域の踊り子のシーンは、印象的だった。

 斉王も、凛々しくて正義漢な上、彼女にもやさしくて、欠点のない人物。

 このまじめな二人に、謝北溟と董如双のふたりが加わり、泣き笑いがあり、おもしろくしている。また、先帝の毒殺の真相をつきとめるには、董如双の知識が必要だった。


 物語の展開もスムースで、特に難点はないが、途中から黒幕が雲王とわかり、結末が予想しやすくなったのは、残念だった。

 こういう物語は、脚本や役者次第だが、この作品は、とてもよかった。

 


# by keika-ch32 | 2025-11-01 14:17 | エッセイ | Comments(0)

「七夜雪」を観て

 女性チャンネルLaLaTV2025-8-11から9-23まで放送された「七夜雪」を観た。

 主人公は、薛紫夜と霍展白。

 薬師谷の医師薛紫夜と霍展白との出会いと交流が中心の物語だ。この間の8年間の出来事と、彼女の悲しい過去が彼との間でさまざまな事件をもたらす。

 彼は、師兄の子供の命を救うために、5つの生薬を求めてあちこちへ行き、そのたびに重傷を負って薬師谷で彼女に救われる。しかし、彼の存在も彼女の心の傷を癒していく。


 薬師谷の雪景色がとても美しい。そこでのふたり交流も、一つ一つが自然の流れで、よかった。特に、白梅の下でのお酒をかわす二人のシーンは、最高だ。

 役者二人の呼吸もあっていて、そのため、結末は悲劇的でも、暖かいものが残った。

 武侠ドラマは、色々見たが、一番素敵なドラマだと思った。


# by keika-ch32 | 2025-10-04 12:18 | エッセイ | Comments(0)


 「慶余年」(J-comTV2024-9から2024-12まで放送)と「慶余年2(チャンネル銀河で2025-7から2025-9まで放送)の両方を観た。


 主人公は、范閑。主な登場人物は、五竹、王啓年、林婉児、皇帝と皇族たち、范家の人たち、鑑察院の人たちなど。時代は、中国のある古い時代、場所は、慶国と北斉。異世界との接点は、神廟。


 有名になりすぎて、これ以上は、書くまでもないのだが、一作目を観た後、中途半端な終わり方のため、感想が書けずにいた。二作目を観て、ようやくこの物語の面白さがわかってきた感じだ。


 范閑の母が、異世界からきた人物のため、彼も、生まれながら、その世界の記憶を持っている点が面白い。

 彼の視点というのが、現代人の視点に似ているなので、面白く感じるのだと思う。

 特に人権の話になると、共感するのかもしれない。これから、彼のいる世界にどのような影響を及ぼすのかも期待してしまう。

 そういう意味では、いままでなかった時代劇かもしれない。

 脚本もいいし、役者もそろっている。続編も、計画中らしいので、それを待ちたいと思う。


# by keika-ch32 | 2025-09-15 12:20 | エッセイ | Comments(0)