「通報」:日中の意味の違い



 辞書をひくと、中国語の「通報」という言葉には、「通報する」と「通達する」という意味がある。しかし、日本語の「通報する」と「通達する」は、意味が違う。
 特に、「通達」というのは、上級機関が所管の機関や職員に対して発するもので、「通報」は、「警察に通報する」というように、われわれ市民が役所などの機関に知らせることである。 


 中国では、どちらも、「報知する」という意味では同じだから、区別しないのだろうか。私のように、日本語に影響されている者にとっては、ちょっと注意しなくては、と思っていた。
 しかし、先日、ある新聞記事に、「通報する」という意味で「挙報」(ju3 bao4)という言葉が使われていた。さっそく、手元の辞書をひいてみたが、載っていなかった。最近使われ出した言葉なのだろうか。「スパムメール」に関する記事で。

「スパムメール対策」に関する記事で:

例:信息産業部還成立了互聯網電子郵件挙報中心,並公布了挙報電話,郵箱和網站。
   (情報産業部は、インターネット電子メール通報受理センターを設け、ホットライン、メールアドレスやホームページを公表した)

一方で、「通報」(中)は、むしろ「通知する」や「通達する」の意味につかわれているのをいくつかの記事で見かけた。
いずれにせよ、今後は、どう使われ方が変化するのか、興味深々がある。
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by keika-ch32 | 2007-05-04 14:03 | 中国語全般

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