「墨雨雲間」を観て
2025年 11月 15日
チャンネル銀河で2025-9-15から2025-11-7まで放送された「墨雨雲間」を観た。
主人公は、薛芳菲(姜梨)。主な登場人物は、沈玉容、粛国公、葉世傑、婉寧公主。
芳菲(fang fe)とは、「草と花が芳しく美しいこと。」「草と花」の意味だ。
彼女が弾く琴曲「芳菲散りて梨花白く」でも、この言葉が登場するので、調べてみた。
この琴曲を弾くシーンはとてもすばらしかった。
物語の最初で、いきなり主人公が夫に生き埋めにされるので、どんな残酷なドラマかと思ったら、そのあとの彼女の復讐劇は、意外と知略を用いて、一歩ずつ冷静に行っていたし、残酷さもなかつた。むしろ、残酷なのは、婉寧公主のほうだったが、それも主人公との対比的な意味だったのだと思う。
そして、いちばんひどい男は、他人のせいにして自分を被害者だという夫の沈玉容だ。最後は、殺したはずの妻に復縁をせまるのだから。
粛国公との関係も、はじめは、単におたがいを利用していたものからしだいに深い信頼関係になり、最後は結婚するが、完全にハッピーエンドで終わらないところがうまい。
なんといっても、このドラマは、主人公を演じたウー・ジンイエンがよかった。細身なのに、芯の強い女性を演じて人をひきつける魅力がある。脚本も、演出も本当に見事だ。
私は、「瓔珞」が一番好きだが、その次にこの作品をあげたい。

