「大唐狄公案」を観て
2025年 11月 02日
チャンネル銀河で2025-8-13から2025-9-25まで放送された「大唐狄公案」を観た。
この作品は、ロバート・ファン・ヒューリックの人気シリーズをドラマ化したものだという。
原作については、よく知らないので、ここでは、あくまで感想だけを書いてみた。
中国語の「公案」というのは、「複雑な事件、難しい事件」という意味である。
主人公は、狄仁傑(懐英)。主な登場人物は、洪亮、馬栄、喬泰、曽安娘子。
9つの事件。「消えた鳳印」「呪いの四季屛風」「黄金の陰謀」「雨師の伝説」「紅亭子の客」「砂漠の追跡」
「空の葫蘆」「雲雀のさえずり」「雪夜の朝雲書館」
この中で、いちばんダイナミックなのは、「黄金の陰謀」で、100年に一度の大潮の時期を狙って、奪った黄金の金塊を隠す犯人をみごとにつきとめるところだ。
次は、「空の葫蘆」で、いたいけな少女が出てきて、その子が歌う場面がすごくかわいかった。
狄の兄の真相がわかるのは、「雲雀のさえずり」だが、「人の性」の違いがこうも兄弟の生き様を変えるのかと思った。兄は、「悪」の性をもつ「黒焔」だったが、「善」の性をもつ弟との対決もこのシリーズのテーマのように思えた。
ただ、この「悪」と「善」の対決は、西洋的な思想(神と悪魔)に基づいているように思われる。中国的な考えとは、少し違う感じもする。生まれながらにして、「悪」の性をもつというのは、ちょっと違和感がある。両者が混在している世界が東洋的な考えではないのか。
狄の父が、彼の兄をそういう理由だけで家から追い出すというのも、ふつうならば、まず寺などに預けると思うからだ。まだ、子供だし、だれかを殺したわけでもない、長男をそれだけで追い出すのは、変な感じがした。
推理物のドラマとしては、すごく面白いので、またぜひ続編が見たい思っている。

