「如意伝」(如懿伝)を観て
2023年 02月 07日 j-com TVで放送された「如意伝」(如懿伝)を観た。
主人公は、本名は「青桜」というが、のちに、「如懿」と名前をつけてもらう。
中国の清朝乾隆帝のころの話で、あらすじは、ネットで簡単に検索できるので、省略する。
主人公の生き方について、感想を書き留めてみたいと思う。
長い話で、最後は、さびしく病死するので、なんか物足りなさがあった。
でも、ふと、若いころに、宮廷絵師である西洋人に、夫婦の在り方の違いを聞き、感銘していたのを思い出し、それが、彼女の理想だったのではないかと思った。
「夫婦は、愛で結ばれて、愛がなくなれば、妻からでも離婚を申しだせる。」
皇帝との出会いは、まだ幼いころで、その後、青年期に、彼から結婚を望まれた。
それにこたえて、親王の側室になり、その後、皇帝の妃になる。
皇后になってから、次第にふたりの関係は悪くなったが、きらいになったのではなくて、気持ちがすれちがっただけだった。
最後は、ひとりさびしく死んでいったが、彼女のことを皇帝はずっと忘れずにいてくれた。
彼女の好きだった緑梅は、ほんとうにあったのか。一度枯れて、最後にまた咲いた。
そういう意味で、いい物語のしめくくりだったと思う。
私としては、痛快時代劇の要素がもっとあれば、楽しかったのにと残念だが、中国ドラマにしては、わかりやすく、とてもいい構成だったと思う。