(陳式太極拳要領)7.上下相随
2020年 03月 26日(陳式太極拳要領)7.上下相随
太極拳の力の発動は、足の底から脚へ、それから腰に行き、手の指に至る。全身は「上下相随」でなければならず、それにより「気」が貫通する。すなわち、足の底から脚、それから腰、腰から肩、肩から手の指に「気」が貫通するのである。
「上下相随」の注意点は、「手で導く」という点である。両手の手の指から導いて、全身に達するという点である。手のいくところ、脚もついていき、胸部と腹部も手足の変化についていく、上下一体の動き、一本の気でつながれ、動くときは、共に動き、止まるときは、共に止まる。頭のてっぺん、股間、心、目、耳、手、足、腰の八体は密接な関係をもち、バランスよく動きがそろっていて、前後左右、上下四方に体が敏捷に動き、スピードも、速くしたり、遅くしたり自由自在にできることが望ましい。
初心者は、まだ慣れないので、片方に気を取られていると、もう片方がおろそかになる。上半身に気を取られると、下半身がおろそかになり、その反対も同様である。上下が協調できるようにならなければならない。
また、「分清虚実」にも、注意して、「意念」で気を動かすことができるようになってはじめて、本当の「上下相随」ができたことになる。
以上が要約である。
「簡化24式太極拳」では、要領の「協調完整」の中で、「「上下相随」すなわち、手と足の動きを一致させること」と述べられている。
最初に「力の発動」では、足の底からと言っているのは、「気」の動きの方向の説明をしたのだと思う。
太極拳の動作の上では、「手の指」に意識をおいて、ほかを導くのだと思う。確かに、太極拳をするときは、先生にそう指導されている。初心者のころは、手と足がなかなか調和しないので、とても「手の指」から導くなどはできないと思っていたが、年数を重ねると、むしろ、そうするほうが自然で心地よいことに気づく。これは、練習を積み重ねるしかないと思う。

