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中国語のことや、旅日記、もろもろの感想など

by keika-ch32

「医食同源」と「薬食同源」

  この二つの言葉は、似ているが、「医食同源」は日本人が造語した言葉だ。

  たまたま、「21世紀の医食同源」新居裕久著という本を読んでいたら、この言葉を造った人だった。

  この言葉の定義は、「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防、治療しよう。その食事はバランスのとれたおいしい食事である。」
  ここでいうバランスとは、西洋医学でいわれる栄養バランスと、中国伝統医学でいう陰陽五行説に基づいたバランスである。

  一方、「薬食同源」のほうは、中国に古くからある薬食同源思想「食物は飢えたときとれば食であり、病のときにとれば薬である」という考え方。

  最近、薬膳についての本も読んでいるが、この二つの違いがわからないと、混乱することがある。

  この本は、写真入りで、料理も紹介されていて、とても読みやすい。
  いろいろと、参考にもなるし、手軽に作れる料理もけっこうあった。

  私は、さきに「食育」ついて、通信講座で学び、栄養のバランスについては、けっこう頭に入ったが、ほかの本を読んでいくうちに、これに東洋医学の知識がないと、半端になるような気がした。

  それで、今は、薬膳の本や、東洋医学の本も、読んでいる。

  気功をやっいて、それらが、ほんとうにひとつになって、はじめて、自分の体のバランスが保てるのだと思った。

  誰でもそうだが、年をとると、病気でないとしろ、「未病」の状態になることがあると思う。

  よく知るということは、とても大切だと思った。
by keika-ch32 | 2009-09-27 16:47 | エッセイ | Comments(0)