「医食同源」と「薬食同源」
2009年 09月 27日たまたま、「21世紀の医食同源」新居裕久著という本を読んでいたら、この言葉を造った人だった。
この言葉の定義は、「薬(生薬)も食も同じ源、日常の食事で病気を予防、治療しよう。その食事はバランスのとれたおいしい食事である。」
ここでいうバランスとは、西洋医学でいわれる栄養バランスと、中国伝統医学でいう陰陽五行説に基づいたバランスである。
一方、「薬食同源」のほうは、中国に古くからある薬食同源思想「食物は飢えたときとれば食であり、病のときにとれば薬である」という考え方。
最近、薬膳についての本も読んでいるが、この二つの違いがわからないと、混乱することがある。
この本は、写真入りで、料理も紹介されていて、とても読みやすい。
いろいろと、参考にもなるし、手軽に作れる料理もけっこうあった。
私は、さきに「食育」ついて、通信講座で学び、栄養のバランスについては、けっこう頭に入ったが、ほかの本を読んでいくうちに、これに東洋医学の知識がないと、半端になるような気がした。
それで、今は、薬膳の本や、東洋医学の本も、読んでいる。
気功をやっいて、それらが、ほんとうにひとつになって、はじめて、自分の体のバランスが保てるのだと思った。
誰でもそうだが、年をとると、病気でないとしろ、「未病」の状態になることがあると思う。
よく知るということは、とても大切だと思った。