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(陳式太極拳要領)10.動中求静

(陳式太極拳要領)10.動中求静


 「動中有静」と「静中有動」という二つの自然なリズムが套路を行う上で重要であることである。

 套路は「動」と「静」を自然に結合させて、動くべきときは動き、止まるときは止まるというリズムを持つものである。


 太極拳の一つの動作には、「起」と「落」がある。

 「起」とは、動作の開始をさし、「落」とは、暫時の「静」をさす。この両者の間は、止まっているようで止まっていない状態で、力は断っていても、「意念」は断っていない状態である。

 これが、「動中有静」と「静中有動」の状態を指し、連綿と続いていて、波のように、少しずつ変化を伴う状態なのである。


 「内気」の運動は、一つの動作が終わると、「内気」が丹田にもどる、それからまた丹田から「内気」が発生して、次の動作にのって全身を巡るのである。

 「内気」が丹田にもどるとき、暫時の短い「静」があって、それからまた「動」へと変化していく。

 太極拳は、「一静一動」の結合であり、動作が「静」のときは、「内気」が「静」のときなので、意念で「内気」を動かし、次の動作に移ろうとしているときなのである。


 この「動中求静」を理解して、マスターしていくと、「以静制動」の境地に達することができる。

 以上が要約である。


 「簡化24式太極拳」の要領の「心静体松」の中で、次のように述べられている。

 「動いているように見えるが静であり、静かであるように見えるが動いていること、要するに、体は動であるけれど、心は静かにすることが大切である。」


 表現が少し違うが、理論は、同じことを指していると思う。


 この陳式太極拳要領をまとめてきて、感じたのは、やはり、太極拳とは何かを知ることが基本であり、それを常に考えながら、練習することが大切だということだった。

 ここに、まとめたのは、自分のためでもある。この先、時々、この要領を読んで、ぶれないようにしていけたらいいなと思う。


# by keika-ch32 | 2020-03-28 12:26 | 気功、太極拳

(陳式太極拳要領)9.招勢相連

(陳式太極拳要領)9.招勢相連

 「招勢相連」とは、太極拳の套路の練習のとき、動くときは、全身で動き、力を入れすぎず、緩めすぎず、円を自在に描くように動くこと。そうすることで、気が全身を巡り、力が途切れることなく行うことができる。

 「意念」で気を運行するときは、「内気」を用いる。

套路は、終始、「意念」で動くことで、連綿と途切れることなく動作を行うことができる。

 「招勢相連」は、「意念」が一貫されていて、動作が止まっていても、「意念」はそのまま止まらないことで、気が全身をめぐっているという状態をいう。

 以上が要約である。


 「簡化24式太極拳」の要領の「相連不断」では、こう述べられている。

「相連不断とは、太極拳の動作と動作は密接なつながりをもっていて、連綿として途絶えることがない。すなわち、動作が切れていても勁力は切れず、勁力が切れても、意識は切れないという要求を満たすものである。」


 これは、套路の練習のときの大切な注意点である。

 私も、套路の練習のときに、よく先生から、たくさんの人と行っていると、まわりのスビートや呼吸に合わせてしまいがちなので、それは、よくないと注意された。

 なるべく、套路を行う間は、まわりに合わさず、自分の内に意識を集中させるのが、ポイントだと思う。


# by keika-ch32 | 2020-03-28 12:23 | 気功、太極拳

(陳式太極拳要領)8.内外相合

(陳式太極拳要領)8.内外相合


 「内外相合」とは、外形の動作と「内気」の運動が互いに一致し、緊密な関係にある状態をいう。

 太極拳がこの「内外相合」を必修としているのは、太極拳が「意念運動」であるからであり、意念で「気」を動かすからである。


 まず、「意念」を練るのが先にあって、意念が重要なポイントであり、これがあってはじめて、「意念」で「気」を動かし、体の上下、内外ともに一つになるからである。

 太極拳の動作の形は、様々であるが、みな「虚実」、「開合」をなくしては始まらない。


 たとえば、「開」のときは、手足も「開」であるが、「意念」も「開」であり、「合」のときも同様である。「上下相随」のときは、ただ体の上下を合わせるだけでなく、体の真ん中も合わせる。このように、上下、内外、前後を合わせ、さらに「虚実」「開合」することが、一体化できるようになれば、自然と非常に俊敏な動きを生み出せるようになるのである。


「内外相合」の基本は、「上下相随」である。

 太極拳の練習において、この二つは、体全体の調和、スムーズに動作を行う上で、欠かせないものであるため、おろそかにしてはならない。 

 以上が要約である。


 「簡化24式太極拳」の要領の「内外相合」では、こう述べられている。

 「内外とは、意識の活動、内気の運行及び体とその動きのことであり、相合とは、高度に統一させることである。」


 この「高度に統一させる」とは、なにかは、陳式の要領に詳しく述べられているが、とても、難しいので、一般的には、あまりやっていないのではないかと思う。

 ただ、本当の太極拳の練習とは、こうなのだということは、知っていたほうがいいと思う。

 


# by keika-ch32 | 2020-03-27 14:29 | 気功、太極拳

(陳式太極拳要領)7.上下相随

(陳式太極拳要領)7.上下相随


 太極拳の力の発動は、足の底から脚へ、それから腰に行き、手の指に至る。全身は「上下相随」でなければならず、それにより「気」が貫通する。すなわち、足の底から脚、それから腰、腰から肩、肩から手の指に「気」が貫通するのである。


 「上下相随」の注意点は、「手で導く」という点である。両手の手の指から導いて、全身に達するという点である。手のいくところ、脚もついていき、胸部と腹部も手足の変化についていく、上下一体の動き、一本の気でつながれ、動くときは、共に動き、止まるときは、共に止まる。頭のてっぺん、股間、心、目、耳、手、足、腰の八体は密接な関係をもち、バランスよく動きがそろっていて、前後左右、上下四方に体が敏捷に動き、スピードも、速くしたり、遅くしたり自由自在にできることが望ましい。


 初心者は、まだ慣れないので、片方に気を取られていると、もう片方がおろそかになる。上半身に気を取られると、下半身がおろそかになり、その反対も同様である。上下が協調できるようにならなければならない。


 また、「分清虚実」にも、注意して、「意念」で気を動かすことができるようになってはじめて、本当の「上下相随」ができたことになる。

 以上が要約である。


「簡化24式太極拳」では、要領の「協調完整」の中で、「「上下相随」すなわち、手と足の動きを一致させること」と述べられている。


 最初に「力の発動」では、足の底からと言っているのは、「気」の動きの方向の説明をしたのだと思う。

 太極拳の動作の上では、「手の指」に意識をおいて、ほかを導くのだと思う。確かに、太極拳をするときは、先生にそう指導されている。初心者のころは、手と足がなかなか調和しないので、とても「手の指」から導くなどはできないと思っていたが、年数を重ねると、むしろ、そうするほうが自然で心地よいことに気づく。これは、練習を積み重ねるしかないと思う。


# by keika-ch32 | 2020-03-26 12:01 | 気功、太極拳

(陳式太極拳要領)6.以意行気

(陳式太極拳要領)6.以意行気


 太極拳の一番の特徴にあげられるのは、この「以意行気」ということである。

 すなわち、「気」を自分の意念で動かすこと。気が体内で動き、一挙一動すべてにおいて「意」を用いて「力」を用いず、意念が先行して動作があとについていき、意念と共に気も動くということである。


 太極拳を練習する目的は、「内気」を出現させ、空気中の「清気」と五穀雑糧の一定のエネルギーをもつ精緻な物質を合体させて大きな気を形成することにある。

 「内気」というのは、単なる「呼吸」という意味ではない。「内気」には、「元気」、「正気」、「先天の気」があり、これらは、母胎からもたらされるものとされる。


 自分の動作の中でどのように気を動かすかに精神を集中していると、動作が敏捷になり、どのような攻撃にも、すばやく正確に対応でき、怪我も少なくて済む。このような段階になれば、気を思いのままに動かすことができるようになったといえる。

 以上が要約である。


 「行気」とは、気功用語である。その意味は、意念を使って内気を必要に応じて運行させることで、調気技術の中でも実用性の高い方法であり、「運気」ともいう。

 「行気」には二つの目的があり、一つは、経絡を疎通させて養生や保健の効果の促進を図ること、もう一つは、「煉気」をして気の密度と質を高めることだという。


  「簡化24式太極拳」の要領では、「内外相合」の中でこう述べられている。

 「以心行気、以気運身」すなわち、「心は意識のこと。意をもって気をいきわたらせ、気で体を動かす」

  太極拳を練習する上では、意識の訓練を重視することが肝要である。


 私も、太極拳は、単なる肉体のみ鍛えるものではないと思うので、この項目は、とても重要だと思う。


# by keika-ch32 | 2020-03-24 14:21 | 気功、太極拳

中国語のことや、旅日記、もろもろの感想など


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