「砂」と「沙」
2007年 11月 25日今日一般には、中国語では、「沙漠」と書き、日本語では、「砂漠」と書く。
「砂」は、粒のやや大きなものをさすことが多い。辞書をひくと、日中辞典では、そう書かれている。意味は、「沙」と同じ。
広辞苑でも、「砂」と「沙」は同じ意味。「砂漠」「沙漠」と併記している。
ということは、どちらにでも正解というわけだが、一般的によく使われるほうに軍配があがり、中国語では「沙漠」を、日本語では、「砂漠」を使うようになったのだろう。
ただ、私が、覚えているのは、日本の高校を受験する際、華僑学校では、先生が、この両者の違いを忘れないように注意したことだ。
うっかり「砂漠」を「沙漠」と書くと減点されるからということだ。
そのほかも、いくつかちょっとした違いについて、注意されたことがあった。受験などの際には、やはり、どちらもいいというわけには、いかないのだろう。
「中国沙化面积达百分之十八」という記事を読んでいて、そういうことを思いだした。
「沙化」(または{荒沙化})は、「砂漠化」。
以外と、中国では、砂漠化が進んでいることに驚いた。オリンピックの開催に力を入れているが、こうしたことも、世界が目を向けてくれるといいなと思う。